HBV(B型肝炎)

HBV(B型肝炎)

HBVとは?

HBV(Hepatitis B Virus、B型肝炎ウイルス)は、肝臓に感染するウイルスであり、急性または慢性の肝炎を引き起こします。重症化すると肝硬変や肝臓がんを発症するリスクもあります。

なぜ検査が必要なのか?

HBVも他の性感染症同様に、感染初期には症状が軽微な場合が多く、気付かないまま感染を広げてしまうリスクがあります。また、早期発見によって適切な治療が行え、重症化を防ぐことができます。

潜伏期間は?

HBVの潜伏期間は一般的には45~180日程度です。この期間に症状が現れる場合もありますが、特に子供や免疫力が低下している人では症状が出にくいこともあります。

症状と進行

初期症状は風邪に似た症状、黄疸(肌や目の白が黄色くなる)、疲れやすさなどです。慢性化すると、肝硬変や肝臓がんのリスクが高まります。

治療方法

B型肝炎の治療には抗ウイルス薬が用いられます。急性肝炎の場合、多くの人が自然に回復しますが、慢性化した場合は長期間の治療が必要となる場合があります。(当院では治療は行っておりません。)

フォローアップ

感染が確認された場合は、定期的な肝機能のテストやウイルス量の測定が必要です。

予防法

B型肝炎はワクチンで予防することが可能です。特にリスクの高い活動を行う前には、ワクチンの接種を強くお勧めします。
当院ではお取り扱いがございます。

最後に

HBV感染は、初期には症状が出にくいため、定期的な検査が重要です。感染が確認された場合は、早期の治療と継続的なフォローアップによって、健康を維持することができます。